所長BLOG

2012年12月21日 金曜日

労働法教育について考える




いつも読ませていただいている濱口先生のブログに
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-2dd8.html
「非正社員ほど権利を知らない」というエントリーがありました。

連合総研の勤労者短観を引用して、非正社員の権利認識についてコメントされています。
労働法教育の必要性を感じます。

非正社員の権利意識もそうですが、根底は教育なんだろうと思います。先生も触れられていますが、
「今後の労働関係法制度をめぐる教育の在り方に関する研究会報告書」(平成21.2.27厚生労働省)の中に、
学生・生徒の権利意識について指摘した部分がありました。一部引用しますと、

1 学生・生徒
・ 高校生に比べて大学生等は理解度の高い者が多い。
・ アルバイト経験の有無による理解度の相違は、高校生にはあまり見
られないが、大学生等ではアルバイト経験がある学生の方が理解度の
高い者が多い。
・ 不当な扱いを受けた際の行動としては、高校生は友人を頼りに、大
学生等になるとインターネットでの検索や上司への相談などを行うよ
うになる。
・ 「労働者の権利・義務を学ぶプログラム」等を受講した経験が、理
解度を向上させる。
・ 「友達と仕事や働くことについて話をする」学生・生徒や「新聞の
政治欄や経済欄を読む」学生・生徒ほど理解度が高い。
・ 将来に対する希望が見いだせない層では比較的理解度が低い。
・ 「分からないことは積極的に自分で調べたり人に聞く」学生・生徒
ほど理解度が高い。


正しい労働法の知識を少なくとも高校生くらいから学んで、将来労働者となった時、あるいは、
経営者になった時、労働法の趣旨を理解して、お互いが気持ちよく働ける、働いてもらえる環境を
つくって行く努力が必要でしょう。

来年は社労士として、高校生の法教育に携わっていきたいと思いました。

渋谷区で開業しています。
エムエイリンク社労士事務所
採用コンサルタント・社労士
田中 謙二
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2012年12月18日 火曜日

監督官がやってきた



この場合の監督官は、労働基準監督官です。

所属は労働基準監督署です。

「署」と付く機関には捜査権があります。慎重に対応しましょう。

1、監督官の権限
監督官は法令に基づき、事業場所等に臨検(立ち入り検査)し、帳簿や書類の提出を求めたり、
使用者や労働者に尋問を行う権限が与えられています。

2、臨検の種類
臨検は、重大な労働災害が発生したり、労働者からの申告があった場合や、事業場の違反事実を
発見した場合に行われます。その他、計画に基づいて行う調査、労働時間の実態調査に基づく調査等があります。
(1)定期監督
労働局および労基署の年度計画(労働行政方針)に基づいて実施される検査
(2)再監督
定期監督で是正勧告等の指導を行なった事業所を対象に、その後の是正状況を確認するために行なわれる検査
(3)司法警察監督
事業主が是正監督を受けたにも関わらず、従わない場合に行なわれる強制検査
(4)申告監督
労災事故が起こりやすい業界、過去に重大な事故を起こした事業場に対して「臨検」が行なわれ、それ以外の事業場に対しては、
残業代不払いの有無を確認するために行なわれる「呼び出し調査」が行なわれます。
また、インターネットの発達によって労働者の申告や告発による調査や臨検も増えています。

3、おもな対象
(1)労働時間管理、残業代未払い
(2)36協定未提出
(3)定期健康診断の未実施や結果報告書の未提出
(4)就業規則の未作成や未提出
(5)賃金台帳の未整備
(6)雇い入れ時の労働条件明示違反

4、臨検のを受ける事業主の考え方
事業主としては、何で調査に入られたのか知りたいところでしょう。
監督機関の本来の役割は、労働問題の予防にあります。
この機会に、指摘があったところを中心に、今後の労働環境の改善、安全で快適な職場作り、労災事故防止の観点から
ピンチをチャンスにしていただきたいものです。


臨検の相談、立会いなどお気軽にご相談ください。

渋谷区で開業する
採用コンサルタント・社労士
田中謙二
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2012年12月13日 木曜日

フルマラソンと人生




渋谷区で開業しています採用コンサルタント・社労士 田中謙二です

ホノルルマラソン、完走できました。

大会1ヶ月前に登山で膝を打撲し、まったく練習できない日が続きましたが、

なんとかゴールにたどり着きました。


参加者3万1千人、半数が日本人と報道されています。

20数年ぶりのフルマラソンでしたが、何とか完走できました。

鳥越俊太郎さんが完走されました。

御年72歳、4度のガン手術をされています。なかなかできないことです。

挑戦しようと決心するだけでもスゴイことです。

人生はよくマラソンに例えられますが、まったくそうですね。

長い道のりでは、登り坂あり、下り坂あり、風あり、雨ありです。

今回のホノルルマラソンは、湿気が高く、暑く、強風に悩まされました。

マラソンは、それぞれの体力に応じて目標を決めます。

目標を決めても、予定通りにはいかないのが通常です。

今回、6時間の目標を立てましたが途中アクシデントがあってダメでした。



人生80年時代。

うまくいかないときもあきらめず、少しでも前に進めばすばらしいゴールがきっと待っている。。

「やればできる」を再認識できた貴重な経験でした。



さて、来年は走る??笑


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2012年12月 6日 木曜日

インターンシップの目的




みなさん、こんにちは。

渋谷区で開業する採用コンサルタント社労士 田中謙二です。

日本のインターンシップは、携帯電話のようにガラパゴスなんです。

なぜなら、「採用」に繋がるようなインターンシップは禁止されているからです。

これは、日本独特のものといっていいでしょう。

禁止といっても、もちろん法的拘束力はありません。

経団連、経産省、文科省、厚労省が中心となって、倫理憲章等でインターンシップを「就業体験」と決めているからです。

そのことがインターンシップを使い勝手の悪いものにしています。

例えば、倫理憲章では、
インターンシップについて、「産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するために実施するものである。したがって、その実施にあたっては、採用選考活動(広報活動・選考活動)とは一切関係ないことを明確にして行うこととする。」としている。

採用のミスマッチが問題となっています。

解決の1つのアイデアとして、インターンシップを採用直結型としたらいかがでしょう。

ソフトバンクグループは、倫理憲章を無視するかのように、「採用革命」と称し、
堂々と採用に繋がるインターンシップを行っています。以下、抜粋してみます。
https://iroots.jp/member/event/detail/17/
「ここで皆さんが得ることができるのは、名ばかりのインターンシップではなく、限りなく本番に近い"生きた"就労体験です。
2週間から約1カ月間、先輩社員と肩を並べて実際の仕事に取り組んでもらうことで互いの理解を深め合い、
採用活動につなげたいと考えています。」

いかがでしょう。

一緒に働いてみないと資質はわかりません。面接や書類では見極めが困難なんです。

ある一定の期間、お試しに働くことで、企業も就活生もお互いをよりyく知るというメリットがあります。

インターンシップの本来の目的に立ち返って再検討していただきたいものです。
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2012年12月 3日 月曜日

2014年、シュ-カツがスタ-ト!



12月1日は、2014年就活生にとって決戦開始日です。

数十万人がPCの前で待機して、一斉にアクセスした結果、今年も就職ナビに繋がらない現象が発生しました。

スタート時間に関してちょっと、興味深い話をご紹介しましょう。

リクナビは午前0時にグランドオープンですが、ライバルのマイナビは、30分遅れの0時30分グランドオープンとなっています。さて、この30分の違いは何なのか。

昨年、就職ナビへのアクセスが殺到して回線がパンクし、数時間繋がらないという事態になりました。各紙が大きく報じましたね。

マイナビは安全策をとって、リクナビに先にアクセスが集中するよう仕向けた?は考えすぎでしょうか。


エントリー開始、説明会参加、面接、内々定、内定。

真冬の師走。就活生には、熱い季節のスタートです。

就活生には、ぜひがんばって内定を勝ち取ってほしいものです。

採用コンサルタント社労士 田中謙二
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